小児歯科学分野

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2014/2/8

No_33 小児歯科界のパイオニア、逝く

 去る1月29日、小児歯科の発展にご尽力された落合靖一先生がご逝去されました。今から約60年前、フルブライト1期生として米国へ留学され、最新の小児歯科臨床を日本に持ち帰られました。当時は船で渡米するなど、ご苦労も一際多かったことと思います。また日本で初めて小児歯科専門で開業され、日本小児歯科学会認定医の第1号を取得されました。先生のご功績は、脈々と日本の小児歯科界に根付いていると思います。
 落合先生のこれまでのお導きに心より感謝し、謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌。

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2014/2/2

No_32 日本小児歯科学会教育ワークショップに参加してきました

 こんにちは。
 こちらのコーナーでは「はじめまして」になります。医員の鹿児島暁子です。(←鹿児島大学出身です。本名です)
 2014年1月18、19日に、東京歯科大学水道橋校舎にて日本小児歯科学会教育ワークショップが開催され、新潟大学小児・障がい者歯科代表(!?)でわたくし鹿児島が参加させていただきました。

 会場は東京都千代田区水道橋の東京歯科大学。JR水道橋駅の真ん前(反対側は東京ドーム)という都心の一等地です。近年建て替えられたばかりという建物は素晴らしく美しく、重厚で、最新のオフィスビルのような佇まい!!

 つい数か月前まで東京都(の端っこ)に住んでいたとは言え、地方大学出身地方大学勤務の田舎者は、立地のみならずその[素晴らしい]外観を見てますます怖気づいたのですが…意を決して会場である一室へ。
 各大学から集まった先生方、総勢28人。7人ずつ4つのグループに分かれてワークショップを行います。

 日程は2日間。スケジュールは以下の通りです。
〈1日目〉
・アイスブレイク:他己紹介(クジで2人1組になり5分間でお互いの情報を引き出し、その後1人30秒ずつでペアになった人を紹介する)
・ワークショップとは:概要説明
・予め決められた7人1班に分かれてグループ演習T
・全体発表、討議T
〈2日目〉
・グループ演習U
・全体発表、討議U
・昼食
・グループ演習V
・全体発表、討議V
・総合討議

 今回のワークショップの課題は「子ども虐待に関する小児歯科教育」について。特に“小児歯科学で”学生に何を教育するのかについて検討しました。
 3回の演習のたびに進行係、発表係、記録係が入れ替わるのですが、この三役についていないメンバーも自由に活発に発言し、1回70分の討議時間もあっという間に感じました。
 “虐待”は以前からとても興味のある事象であったとは言え、教育ワークショップという響きから当初は非常に緊張していたのですが、同年代の先生方と専門的な意見を熱く交わすことができ、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。

 貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。

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2014/1/30

No_31 佐渡島に行ってきました!

 今回、待望の佐渡に行ってきました。某試験の試験監督として木曜日から佐渡入りし、日曜夜のフェリーで戻る旅程でした。
 1月はというと雪もちらつく季節ではありますが、出発の日は快晴で、多少船は揺れていましたが、全く問題なし!でした。
 雪化粧した佐渡の山々が近づくにつれ、佐渡は結構大きな島であることが分かりました。

 島に上陸すると早速迎えてくれたのは、遠くまで続くお土産屋さん。着いたすぐからはお土産は買えないので、帰りには必ず!と心に決め、バスに乗り込みました。宿までバスに揺られること40分。途中には蔦谷書店やヤマダ電機など多くのお店が見られました。また、平野部が広がり、水田が多く見られ、さすが米どころといった感じでした。氷が張ってたのは本当に寒そうでしたが…。

 金曜日は一日宿に缶詰状態。朝から試験のシナリオを読み込んで、翌日本番を迎えました。特に二日目の日曜日は、朝から積雪という寒い天候ではありましたが、私が担当したクラスでは、両日ともに大きなトラブルもなく無事終えることができました。正直ホットしました…。
 試験終了後は、会場の後片づけ。バスで両津港に移動し、お土産買って夜の最終船で新潟へ!

 えっ… お土産屋さんが閉まっている…!ショックでした。

 しかし、大丈夫!!一番奥のお店がまだ開いており、何とかお土産にありつけたのでした。基礎の某分野の大阪弁教授お勧めの佐渡バターはいい感じでしたよ。

 最後に、関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。また、受験生の皆さん、これからの試験も頑張ってくださいね。それにしても、佐渡の食事はめちゃくちゃ美味しかったです。新潟の食も日々感動ですが、佐渡は人生マックスでした!

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2014/1/17

No_30 国際シンポジウム体験記2〜タイ・クラビ〜

 国際シンポジウムの続編です。大学院生の村上望です。
 プーケット島からパンガー湾を挟んですぐ東にあるクラビは、切り立つ石灰岩の岩壁と熱帯のジャングルに抱かれた秘境のビーチリゾート(タイ国政府観光庁HPより)とのこと。すれ違う人々は、海外からの旅行客が多く、クリスマス休暇を楽しんでいるようでした。

 一方、我々は休暇ではなく、”Health Through Oral Health Collaborative Education, Research and Practices - International Symposium organized by Niigata University and Prince of Songkla University, Krabi, Thailand, 2013”という国際シンポジウムでの口演発表が目的でした。

 引率の先生=英国帰りの川崎先生のおかげで無事にバンコクのホテル入りし、情勢は気にはなりましたが、一夜を過ごした後(実際はホテルから外に出ることはなかったのですが…)、空港でフットマッサージを受け、クラビに到着しました。雪の降る寒い新潟から来たため、日が燦々と降り注ぐ下、半袖で過ごすことは不思議な気持ちでした。

 クラビ到着後も、発表のスライドの修正をしたり、何度も何度も口頭発表の練習をしたりして、ずっと緊張をしていました。初日に他科の先生方が堂々と発表される姿に感心するとともに、研究内容を知り興味深いとも思いました。
 我々の発表は最終日。発表順と内容は、村上望“Observation of Chewing and Food Intake over the Course of a Meal”、花崎先生“Comparison of Interproximal Accessibility of Different Toothbrushes Used on Primary Dentition”、中島先生“3-D Motion Analysis of Toothbrushing on Molars”、川崎先生“The Role of NF-κB in Regulating Rodent Dental Stem Cells”でした。何とか皆、無事に発表を終えることができました。
 なお、タイのカレーが好きな私は、出国前に「毎食カレーを食べたいくらい」と言って出発しましたが、なんとタイ滞在中の14食中12食カレーをいただきました。お店によっても味や具の内容が違い、どこも美味しかったです。

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2013/12/27

No_29 国際シンポジウム体験記1〜タイ・クラビ〜 

 こんにちは、大学院1年の花崎です。12月20〜23日、タイのクラビでのシンポジウムに小児歯科から5人、参加して参りました。その旅の中で出会った美味しいものについてレポートしたいと思います。

 タイ料理といえば何を思い浮かべますか?トムヤムクン、グリーンカレー、パッタイ…有名な料理がたくさんありますね。今回のシンポジウムはホテルで開催され、昼食はホテル内のレストランにてブッフェ形式でした。料理はそんなまさにタイ料理!といった品々が並び、とても美味しく頂きました。

 ビュッフェには必ずカレーがあり、グリーンカレーとレッドカレーが交互にでました。私個人としてはグリーンカレーより少し辛さ控えめなレッドカレーが大ヒットでした。
 しかしどの料理も辛く、ビュッフェなのに食べられるものがない…なんてことがあったり、発表前につい辛い物を食べてしまい呂律が回るか不安を感じたりしました。

 ホテル近くの屋台では南国の果物がたくさん売られていました。また、レストランで出されるものはどれもきれいにカットされていて、色鮮やかで目にも楽しかったです。

 しかしなんといっても美味しかったのは、発表後にラウンジで教授にごちそうして頂いたスイカジュースでした。発表の緊張でからからに乾いたのどに、冷たくて甘いジュースは格別でした。

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2013/12/24

No_28 登坂友貴先生の学位論文、Clinical Oral Investigation 掲載決定!

 医局員の先生方のおかげで、何度も蘇生してきた早崎です。*2013/12/13 参照

 この度、社会人大学院生の登坂友貴先生(口腔生命福祉学専攻 後期博士課程)がClinical Oral Investigation に投稿されていた論文、 “Analysis of Toothbrushing Cycles” がアクセプトされ、掲載されることになりました。

 Clinical Oral Investigation (http:// www.springer.com/ medicine/ dentistry/ journal/ 784) は、German Society of Dental, Oral and Craniomandibular Scienceが刊行している英文雑誌です。ドイツというだけで何となく理屈っぽい雰囲気を感じるのは私だけではないと思いますが、実際、今回の掲載決定に至るまでには Reviewers とタフなやりとりがありました。

 論文の内容は、歯科衛生士の方々を被験者とし、歯ブラシの動きを三次元的に計測、解析したものです。詳細は論文が発刊されてからじっくりと読んで頂きたいと思います。

 「歯ブラシ」または「歯磨き」は、歯科界の研究の趨勢からすると「いまさら?」感があります。しかし、日本人の健常な方の95%以上が毎日行っているセルフケアです。これほど普及しているセルフケアは他にありません。この歯磨きについて、実際にどんな動きをしているか計測し、その結果を臨床にフィードバックしようとする研究は海外を含めて他に見当たりません。

 今回の被験者は歯科衛生士の方々なので、言わば「歯磨きのプロ」です。しかし、このプロによる歯ブラシの運動は本当に歯垢除去に最適なものなのでしょうか? この「最適」は歯ブラシにも依存するのでしょうか? お母さま方がお子さんに行う歯磨き(介助磨き: caregiver toothbrushing)はどうなのでしょうか???

 たかが歯磨き! されど歯磨き! 
世界中の人々を対象とした ”Evidence Based Best Toothbrushing Motion” や “Ideal Toothbrush for Children with Primary Dentition” は誕生するのでしょうか?

 登坂先生、Corresponding Author の大島先生、そして共同研究者の先生方、お疲れさまでした。

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2013/12/13

No_27 早崎先生、大丈夫ですかぁ〜?!

 11月14日、有志で院内のBLS/AED講習会を受講しました。まずはお約束の心臓マッサージ、胸骨圧迫の練習からスタートです。手の置き位置、組み方を習い、100回/分のメトロノームに合わせて5センチ以上沈みこませるのは、思いのほか疲れます。換気は医療従事者らしくバッグバルブマスクを用いましたが、我々小児歯科医にとっては日頃手にすることのない道具です。何とか格闘しながらマスクフィット。時々、胸、上がらず…。

 続いて「院内の要救護者を発見し…」というシナリオで、一人で行う救急蘇生のトレーニングです。今回、当科からは7人の受講だったため、3.5グループに分かれていたのですが、あちこちから「早崎先生、大丈夫ですか〜?!」の声が…。そして「意識ありません、呼吸ありません!」お約束のセリフの後に、2分間のCPR。某K先生は、最初に飛ばしすぎで1分を過ぎたあたりからヘロヘロ心臓マッサージです。そして、最後の15秒の長いこと…。それでも何とか早崎先生は蘇生したようです?!明日はきっと筋肉痛…。

 二人一組のチームにインストラクターが一人ずつついて下さり、寸劇ありのデモ、丁寧なご指導のお陰で、AEDの使い方や質の高いCPR、窒息の解除法などをしっかりと復習することができました。できればそのような事態を引き起こしたくはないのですが、いざという時のために、繰り返しトレーニングが必要だなと実感した2時間でした。インストラクターの先生方、スタッフの皆さん、ありがとうございました!

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2013/11/23

No_26 日本障害者歯科学会に参加してきました!

 10月11-13日に、神戸にて日本障害者歯科学会が開催され、「歯科衛生士によるブラッシング運動の三次元的解析」というタイトルでポスター発表をしてきました。障害者歯科学会は、一次医療、二次医療を担う開業医さんや地域の口腔保健センターの先生方、さらに第三次医療を担う大学、病院歯科では障害者歯科、歯科麻酔科、口腔外科、高齢者歯科、小児歯科に摂食嚥下と多様な先生方が一堂に会する学会で、特に今回は第30回記念大会ということで、300を超えるポスターに、60題の口演、さらに多数の特別講演があり、大盛況でした。

 写真は神奈川県立こども医療センターの佐々木康成先生ですが、多くの先生がたや第一線で活躍されている衛生士さんたちと、臨床および研究について直にお話することができ、大変有意義な学会でした。また、今回は、大阪大学障害者歯科治療部の主管でしたが、本学の卒業生で同大学の大学院に進学した卒業生とも1年ぶりに会い、頑張っている姿を見ることができたのも収穫でした。

 今回は残念ながら神戸ビーフにはありつけませんでしたが、中華街で本場の点心をいただくことができ、伊丹空港では、しこたま関西スウィーツを買い込んでの帰路でした。来年は仙台で開催予定です。
文責 大島

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2013/11/19

No_25 歯科検診での講話

 こんにちは、大学院1年の花崎です。秋といえば歯科検診シーズンです。秋に美味しいものをたくさん頂くためにも、お口のトラブルは早期発見しましょう!というわけで、小児歯科一同は10月16日に附属小学校、17日に附属中学校へ検診に行ってきました。小中学生は親御さんの仕上げ磨きから独立し自分で歯磨きを行い始める時期ですが、同時に友人との交遊、部活、習い事と忙しくなる時期でもあり、本人の意識が口腔衛生環境に大きく関わります。口腔への意識を高めてもらうために、歯科健診にあわせて中学校1年生、小学校5年生それぞれを対象に歯科講話を行いました。

 中学校1年生へは、主にむし歯と歯周炎に関して中島先生が講話を行いました。生徒の皆さんも熱心に聞いてくれたようで、口腔への関心をもった生徒さんが多く学校歯科医として嬉しい限りです。中島先生は100人を超える生徒さんを相手に熱弁を振るっていました。

 小学校5年生へは、私花崎が講話をさせていただきました。むし歯、歯肉炎、12歳臼歯の磨き方についてなどいろいろな内容に触れましたが、どの児童さんも熱心に耳を傾けてくれて、とても楽しくお話しすることができました。質問も活発にあがり、お口に興味をもってくれていることが体感できました。

 今回の講話が、生徒・児童の皆さんの、自分の口の中を見つめなおすきっかけになれば幸いです。

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2013/11/13

No_24 日本小児歯科学会 北日本地方会 報告

 平成25年10月26日、青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」にて開催の第31回小児歯科学会北日本地方会に、早崎教授、齊藤准教授、澤味が参加しました。会場は、観光客の方が館内を見学されていたり、ねぶたの囃子が響いたりしており、「ねぶた」を感じられる観光施設でありました。

 10月下旬でありましたが、季節はずれの台風接近で天候が心配されましたが、学会は平穏無事に開催され、多数の先生方が参加された北日本地方会でした。
 一般講演に加えて、午前の北海道医療大学歯学部の齊藤正人先生の教育講演「少子化時代の小児歯科臨床」、午後の青森県立中央病院小児科の曾田久美子先生の特別講演「子供の心理」にはたくさんの先生方が、耳を傾けていらっしゃいました。
 また、夕方からは、齊藤准教授の専門医セミナー「口腔機能と形態から考える小児期の咬合治療」があり、多くの専門医の先生達が参加されていました。

 懇親会では、和やかな雰囲気で始まりましたが、中盤にフラダンスの催し物まで演出され、賑やかな会となりました。
 来年度の小児歯科学会北日本地方会は、大会委員長の早崎教授、大会準備委員長の齊藤准教授のもと、新潟で開催されます。

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2013/11/12

No_23 Diaper cake!

 社会人大学院生の君です。このたび、私事ながら出産の時期を迎え、先生方にかわいい紙オムツでできたケーキをいただきました!お忙しい中、時間を作っていただき皆さんで作っていただいたことに大変感激しました!早崎教授をはじめ、先生方のサポートのおかげで体調もよく出産時期を迎えられ、またお休み中の患者様のフォローなど本当に感謝でいっぱいです。無事元気な赤ちゃんを出産し、小児歯科へ戻って参りたいと思います。次回はケーキと赤ちゃんの2ショットを皆さんにお知らせしたいと思います。本当にありがとうございました!! 

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2013/11/8

No_22 新潟大学大学院 医歯学総合研究科(博士課程)募集に関して

 平成26年4月入学者についての第2次募集が平成25年11月11日(月)〜11月14日(木)に予定されています。
 また、第3次募集は平成26年1月14日(火)〜1月16日(木)となります。
 興味のある方は、気軽に齊藤(isaito@dent.niigata-u.ac.jp)までご相談ください。




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